羊革素材について。

■羊革■


羊革は、牛革に比べ強度は劣りますが、きめの細かさ、柔らかさが特徴の素材で、現在では、レディース・アウタージャケット等に良く使用されている素材です。

特徴:
大きく分けて「ラム」「シープ」の2種類を「羊革」として表記されます。

ラムスキンについて。

生後1年未満の羊の革がラムスキン。

毛穴が小さいため、表面のきめも細かくしっとりと吸い付く表面感が特徴です。

中でも、生後6ヶ月の革を「ベイビーラム」と呼び、羊革の中では最も高価な素材です。

シープスキンについて。

生後1年以上の羊の革をシープスキンと呼びます。

シープスキンは、主に「ウールシープ」「ヘアシープ」の2種に分類されます。

ウールシープについて。

元々は、ウール素材の原材料を採毛するための羊で、主に寒い地域に生息しているので、寒さから身を守るため、高密度の細い毛と皮下脂肪を備えています。その為、レザー素材としては、適しておらず、「ムートン」素材として加工されています。

ヘアシープについて。

ウールシープとは逆に温暖な地域で生息しているため、毛も短く、皮下脂肪も少ない羊です。

革質が良く、手袋や革靴などの用途に最適な素材です。